「私が働いている美容室は、オーナーが高校の同級生なんです。そのおかげもあって、職場の理解がとてもあります」と話すあやさん。子どもの体調不良や行事の際には、柔軟に休みを取ることができ、帰宅時間の調整も可能な環境。こうしたサポートがあるからこそ、安心して仕事に向き合えるといいます。
また、お客さんも予約変更を快く受け入れてくれることが多いのだとか。「お客さんに恵まれているなと、いつも感謝しています」と微笑みます。
あやさんの1日は、朝6時半の起床から始まります。8時半には子どもたちを保育園へ送り、その後9時半から仕事。夕方4時半に仕事を終えたら、子どもたちのお迎えに行きます。「両立のために特別な工夫はしていません」と語ります。
夜のうちに翌日の保育園の準備を済ませること、朝・夜の食事の準備をスムーズにすることを心がけているそう。こうしたちょっとした工夫が、忙しい毎日を支えています。「教育に関しては、私より主人がよくやってくれます」。子どもたちが多くの人と関わりを持てるように、遊びを通じてのびのびと成長することを大切にしているそうです。
また、上の子の習い事であるフットサルは、ご主人が中心となって送り迎えを担当。「家事もほどほどに休みながらやっていますが、主人は自分のお弁当を自分で作っています」と、夫婦でバランスを取りながら生活しているそう。
美容師という仕事について、「お客さんとたくさん関わり、お話しできるのが楽しくて、やりがいを感じます。この仕事をずっと続けていきたい」と、今後の目標についても語ってくれました。
子どもたちからの「ママのお仕事は美容師さん!」という言葉は、あやさんの誇りの証。「私が楽しんで仕事をしている姿を、子どもたちに見てもらい、感じてもらえたらうれしいです」と笑顔を見せます。
ワーキングママとして大切にしていることは「たくさん話を聞くこと。そして、怒ることもありますが、たくさんハグをすること」。
子どもたちの成長を見守りながら、自分自身のキャリアも大切にするその姿勢があやさんの毎日を輝かせているのでしょう。
忙しい日々の中でも、子どもたちとの時間を充実させ、やりがいを感じられる仕事を続ける姿は、ワーキングママとしてのヒントがたくさん詰まっていました。