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絵本

2022年9.10月号 

わくわくドキドキ!「遠足・旅」をテーマした絵本

いつもとは違う場所へ、新しい発見やわくわくドキドキが止らない♪ 今回は、遠足・旅をテーマにした絵本をセレクトしました。

●くろくんたちとおえかきえんそく
作・絵:なかやみわ 
出版:童心社

今日は楽しみにしていた、遠足の日。くろくんと、9色のくれよんたちと一緒に遊園地にでかけましょう!
あれれ? 絵本の中には、ところどころ色がぬってなかったり。くろくんたちの表情が描いてない場所があって、なんだかふしぎ。
そう!ここからは自分だけの絵本を作ってみよう♪くれよんたちと一緒に遊園地でたくさんあそんで、世界にたった一冊、自分だけのオリジナル絵本ができますよ。


●ぐりとぐらのえんそく

作:なかがわりえこ
絵:やまわきゆりこ
出版:副音館書店

のねずみのぐりとぐらは、お弁当と水筒を持って野原へ遠足に出掛けます。
一番のたそしみはそう、お弁当!野原についたけど、お昼になるまでたっぷり時間があります。
お昼になるまで体操やマラソンをして遊んでいたら、突然毛糸にひっかかって転んでしまいます。
どんどん大きくなる毛糸玉を転がしながら着いたのは、森の中の1軒の家。そこで出会ったのは、くまさんでした。
くまさんのチョッキの毛糸がほどけていたんです!

●おべんとうバス
作・絵:真珠まりこ
出版:ひさかたチャイルド

誰も乗っていない真っ赤なバス。「バスにのってください」。そこへ次々に登場するのは、みんなが大好きなお弁当の定番おかずから、野菜におにぎりさんやフルーツも。「はーい!」と元気なお返事をしてバスに乗り込んでいきます。
みんなで一緒に、さあ、出発♪お弁当箱をバスに見立てるだけで、とってもウキウキします。
食べ物、乗り物、お返事が大好きな子供達が、読みながら楽しめる絵本です。

●はしれ!おべんとう
作:片平直樹
絵: 市原 淳
出版:教育画劇

今日はしゅうちゃんが楽しみにしていた遠足に行く日。お弁当をモリモリ食べてもらいたいなとお母さんはお弁当を作ります。
おにぎりやおかずたちも、お弁当箱に詰められるのをワクワク待っています。うっかり中身を入れ忘れてしまったお弁当箱を渡してしまい、さあ大変!慌てておにぎりやおかずたちが走ってしゅうちゃんを追いかけます。そこへおかずたちの美味しそうなにおいにそそられて、
ノラ猫達が追いかけてきました。危ない!みんなは無事、しゅうちゃんに追いつけるのでしょうか。

●ペンギンきょうだい れっしゃのたび
作・絵:工藤 ノリコ
出版社:ブロンズ新社

とっても仲良しなペンギンきょうだいが3匹だけでおじいちゃんとおばあちゃんのおうちにあそびに行くため、
列車の旅に出掛けます。ハンカチ、ちりがみ、プレゼントも忘れずに。
駅で好きなお弁当を買って、 さあしゅっぱつ!ドキドキ、ワクワクの列車旅。そんな中、思わぬハプニングも!
無事目的地につけるかな?可愛いイラストが物語の魅力をさらに高めます。

わくわくドキドキ!「遠足・旅」をテーマした絵本
わくわくドキドキ!「遠足・旅」をテーマした絵本
わくわくドキドキ!「遠足・旅」をテーマした絵本
わくわくドキドキ!「遠足・旅」をテーマした絵本

子どもに読み聞かせをすることは、とても大切なコミュニケーションのひとつです。
子どもは、登場人物になりきり、想像の世界を冒険していきます。

登場人物の感じた喜びや楽しさ、ときには悲しみや悔しさ、怒りなどを体験し、感情豊かに。
人の喜びや痛みを分かち合う共感性も育まれていきます。

まだ言葉のわからない、ちいさな子にも読み聞かせは効果的です。
ママやパパの声は子どもにとってリラックスでき心地よいものなのです。

絵本にはさまざまな力があります。子どもにとっては知識の宝庫!
ジャンルによっては学習要素の多い絵本、昔話からは先人の知恵を学べます。
それだけではなく、色彩・形・マナーなど絵本を読んで得られることはたくさん。

子どもが自分で読むのと、読み聞かせしてもらい耳で聞くのでは、また違った体験となります。
子どもたちが「よんで」と言ってくるときにはぜひ、読んであげましょう♪

ときには、子どもたちがママやパパに読み聞かせをしてくれるかもしれません。
そんなときは上手に読めたことをたくさんほめてあげると愛情を感じ、子どもにとって特別な時間となるのではないでしょうか。

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