季節は秋。そして寒い冬に突入します。今回訪れたのは、そんな時季に少しでも暖かい場所へ~と思う寒がりママにぴったりの町「早川町」です。
早川町は、山梨県の南西端の国中地方にある町で、長野県や静岡県と県境を接している「町」として、日本一人口が少ない町です。北部・西部を南アルプス(赤石山脈)、東部を櫛形山系、南部を身延山地に囲まれた山間地域で、面積の約96%は山林。その中にたった40ほどの集落が点在している場所なのです。
自然と景観、そして古来から伝わる伝説がある歴史ある町へLet’s go!
※2019年7-8月号〜2023年1-2月号掲載時点の情報です
季節は秋。そして寒い冬に突入します。今回訪れたのは、そんな時季に少しでも暖かい場所へ~と思う寒がりママにぴったりの町「早川町」です。
早川町は、山梨県の南西端の国中地方にある町で、長野県や静岡県と県境を接している「町」として、日本一人口が少ない町です。北部・西部を南アルプス(赤石山脈)、東部を櫛形山系、南部を身延山地に囲まれた山間地域で、面積の約96%は山林。その中にたった40ほどの集落が点在している場所なのです。
自然と景観、そして古来から伝わる伝説がある歴史ある町へLet’s go!
「奈良田の里」
1300年前、女帝・孝謙天皇(奈良王)が湯治のためこの地を訪れ、8年ほど滞在したと伝えられた場所は、現在天然温泉「女帝の湯」、お食事処「こんぼうす」、「南アルプス山岳写真館」、文化財所蔵「早川町歴史民俗資料館」などの複合施設になっています。そのひとつ、住居の跡に建てたのが奈良王神社です。地名の由来でもあり、境内には奈良田七不思議の一つ御符水が残っています。ほかにも、菅原道真公が祀られ、村人が作ったミミンコやサルボンキが飾られている天神様 や縁結びの神様や子どもの守り神をして道祖神、孝謙天皇遷居により伝わった良薬(ういろう)を作っていた外良寺には、昔使われていた立派な鬼瓦が本堂の横に置いてあります。
「古民家カフェ 鍵屋」
歴史ある入母屋式かぶと造りの古民家を南アルプスユネスコエコパークの登録を機にリノベーションした「鍵屋」は、市場には出回らない、フレッシュで瑞々しい早川産の食材を中心としたお食事ができる場所です。早川で作られた白鳳味噌をベースにしたパスタや、早川産の鹿肉(ジビエ)に、スパイスをたっぷり効かせたトマト煮など本格的な味を楽しめます。また、スイーツもありカフェとしても利用が可能。文化財である「おぼこ人形」の絵付け体験もできちゃいます。
南巨摩郡早川町奈良田1064-43 0556-20-5556 10:00〜16:00 水曜定休(年末年始・水曜が祝日の場合は営業、翌日休業)https://cafe-kagiya.com/
「南アルプス邑ふれあい広場」
県道37号沿いにある南アルプス邑(むら)ふれあい広場には、ちょっと不思議なオブジェがいっぱい!早川第一発電所で活躍した道具や県内外で活躍するアーティストの彫刻作品が点在しています。
南巨摩郡早川町保666
「羽衣白糸の滝」
羽衣橋の東詰にある滝で、七面山の女人禁制を解いた徳川家康の側室「お万の方」の像が滝の前に立っています。さらに奥にある雄瀧に対して女瀧とされ、対をなしているとか。古くから信仰に深い関わりがある滝なので、その神秘を肌で感じてみて。
アクセス:県道37号線→角橋トンネル付近→七面山入口→羽衣方面→赤色の橋付近
早川町Tripいかがでしたか。普段なかなか行かない場所ではありますが、歴史に紐づいたところであり、その伝説を未だに大切に受け継がれている神秘の町でもある早川町は、稀に見る自然豊かな町でもあります。これからの季節に最適な場所なので、心地よい風に出会いに行ってみてはいかがですか?