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絵本

2023年7.8月号

「海の生き物」をテーマにした絵本

夏といえば海♪広大な海に息づく多種多様な生き物は、子供の興味を惹き付けます。
今回は、「海の生き物」をテーマにした絵本をセレクトしました。

●ドアをあけたらうみのおうち
作:しまだともみ
出版社:東京書店

うみのなかの素敵なおうち。ドアの向こうには、どんな海の生き物が!?
窓からチラッと見えるものから何の生き物か想像してみよう。
ドアを開けてみると、意外な展開が。次は誰がよんでいるのかな?
みんなもトントン海のドアをあけてみよう!

 

●とうさんはタツノオトシゴ
作:エリック・カール
訳:佐野洋子
出版社:偕成社

子育てをするのは、お母さんだけじゃない!タツノオトシゴが様々な水の生き物に会い
お話をします。どの生き物も子育てをしているのはおとうさん。
珍しい生き物も出てくる愉快な絵本。透明シートの向こうには擬態する生き物が
隠れていたりと、仕掛けも楽しめます。

 

●スイミー 小さなかしこいさかなのはなし
作:レオ=レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社: 好学社

広大な海の中で暮らす赤い小さい魚の群れの中に、1匹だけ黒い魚が。スイミーです。
ある日大きなまぐろに仲間たちを食べられてしまい、一人ぼっちに。
自分にそっくりな魚の群れと出会うが、大きな魚を怖がり岩陰に隠れたままです。
そこでスイミーが思いついたアイデアとは……!

 

●うみでなんのぎょうれつ?
作:オームラトモコ
出版社:ポプラ社

エビさんの案内で、海の生き物50匹が大行列♪この行列の先にあるものは一体……!
予想外の展開に大人も子どもも楽しめる絵本です。
子どもも人気なあの海の生き物たちが登場しするので、ページをめくるたびにワクワクします。

 

●イワシ
作:大片 忠明
出版社:福音館書店

群れで生息するイワシ。他の生き物に何度と狙われても群れが無くなってしまうことはありません。
生き延びたイワシはまた卵を沢山産みます。イワシの生態を描いたこの本は、
イワシの強さ、逞しさに心打たれる一冊です。

「海の生き物」をテーマにした絵本
「海の生き物」をテーマにした絵本
「海の生き物」をテーマにした絵本
「海の生き物」をテーマにした絵本

子どもに読み聞かせをすることは、とても大切なコミュニケーションのひとつです。
子どもは、登場人物になりきり、想像の世界を冒険していきます。

登場人物の感じた喜びや楽しさ、ときには悲しみや悔しさ、怒りなどを体験し、感情豊かに。
人の喜びや痛みを分かち合う共感性も育まれていきます。

まだ言葉のわからない、ちいさな子にも読み聞かせは効果的です。
ママやパパの声は子どもにとってリラックスでき心地よいものなのです。

絵本にはさまざまな力があります。子どもにとっては知識の宝庫!
ジャンルによっては学習要素の多い絵本、昔話からは先人の知恵を学べます。
それだけではなく、色彩・形・マナーなど絵本を読んで得られることはたくさん。

子どもが自分で読むのと、読み聞かせしてもらい耳で聞くのでは、また違った体験となります。
子どもたちが「よんで」と言ってくるときにはぜひ、読んであげましょう♪

ときには、子どもたちがママやパパに読み聞かせをしてくれるかもしれません。
そんなときは上手に読めたことをたくさんほめてあげると愛情を感じ、子どもにとって特別な時間となるのではないでしょうか。

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