「長女を出産後に夫の転勤が重なり、ワンオペを経験したことがありました。その頃は看護師として勤めていましたが、やりがいを持って働きながら子育てをすることが非常に難しいことなのだと実感したことがあります。長時間残業などの労働環境や育児の負担が夫婦のどちらかに偏ってしまい、人生100年時代と言われているが仕事や育児に追われ、健康のために余力を使えない状況が続けばどうなってしまうのか、という不安と疑問がありました」と彰子さん。保健師として孤独な子育てをするお母さんの支えになりたいと働いたこともありましたが、根本的な解決をするためには行政からアプローチをしていくことが必要だと感じて出馬を決めたそう。
現在、甲斐市に所属する市議会議員は19人で内2人が女性という環境。小さな子を育てるママ議員のロールモデルは県内にはなく、試行錯誤の日々なのだとか。「現在も仕事と育児の両立ができるのか不安でいっぱいです。
議会が長引いてしまった時には保育園のお迎えがギリギリになることも。もう少し遅くまで開いていたら・・・と思うこともありますね。
そういった子育ての悩みや経験を元に、働きやすい社会を整えていけたらと思います」子どもとの時間を大切にしたいのに、仕事と育児のスイッチが上手く切り替えられないといった働くお母さんとしての悩みも話してくれました。
初めての一般質問ではSNSを通して疑問を投げかけてくれた方と直接やり取りをして、その声を届けました。
「市役所の窓口でも良いですし、私のSNSにあるメッセージから子育てや日々のお困りごとを聞かせてほしいです」と彰子さん。
子育て世代の代表として育児や仕事に頑張るお母さん、お父さんの頼れる存在となるでしょう。