小3、小1、4歳、2歳の子どもを育てるまさこさん。2022年7月から夫が経営する南アルプス市の和菓子屋「三好堂」の一角で「ヨメパン」の販売をスタートさせました。もともと保育園の給食調理を仕事にしていましたが4人目の産休中に調理師免許を取得。その後、大好きな三好堂のあんこに合うものを作りたいと考え、辿り着いたのが“パン”でした。販売日は週に2日、木曜日はコッペパンやベーグルが中心、土曜日は菓子パンなども加わります。家庭でも作れる材料のみを使用し、小さな子どもからご年配まで親しめるように心がけ、今後は食パン販売も行う予定だそう。
「4人目の妊娠が分かり、育児に専念する時間が出来ました。その時にこの時期が過ぎたら仕事も加わり忙しくなってしまう、いまの時間をより有意義に過ごせないだろうかと考えたんです。それで前職の経験を活かして調理師免許を取得してみようと思い行動しました」とまさこさん。妊娠期間は上の子ども達を送りだした後にまとまった勉強が出来ていましたが、出産後は下の子が寝ている時に少しずつ勉強を重ねていきました。
またヨメパンをスタートさせる時には“子どもが幼い今、本当にはじめる時なのだろうか”と悩むこともありましたが、普段から支えてくれている夫や義母から背中を押してもらったことが“やりたい”という気持ちへ更に向かわせてくれたと言います。