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ワーキングママ

2023年9.10月号

MAMA WORK’s STORY ~ママが“ごきげん”になるためにできること~

田中 香織さん  山梨県笛吹市在住。前職は幼稚園や小学校で10年以上、幼児教育に携わる。第三子妊娠中にベビーマッサージに出会い資格を取得、2022年10月に自宅にて笛吹市ベビーマッサージ教室「kinari」をスタート。教室名には何色にも染められていない“生成り色”のようにママも赤ちゃんもありのままの姿でいていいんだよ、そのまんまで充分ステキだよ、という願いを込めている。ご主人と子ども3人7、6、1歳)の5人家族。   

7、6、1歳の子どもを育てる香織さん。3人目のえいじくんにモデルになってもらいながら自宅のリビングで生後1か月~1歳半頃の赤ちゃんを対象とする笛吹市ベビーマッサージ教室「kinari」を2022年10月に開講させました。自身がベビーマッサージに興味を抱いたのは第三子妊娠中のこと。SNSでベビーマッサージの存在を知り、一般社団法人 乳幼児子育てサポート協会の理念に共感したことがきっかけでした。教室では40分ほどのベビーマッサージに加え、ママ自身のストレッチやおしゃべりタイム、幼児教育に携わってきた香織さんの経験を活かした歌遊びなどを行っています。 

教室で最も大切にしていることは“ママがごきげんでいられること”。初めての子育てかつ、年子を出産した香織さんは日々が目まぐるしく心に余裕のない状態が続いたことで気持ちが滅入ってしまったことがあったと言います。「私もそうでしたが特に初めての出産、子育ては知識も経験もないことで孤独になりがちです。そのなかでSNSにあるようなキラキラした育児を参考にして疲れてしまうこともあるように感じています。そんな不安や疲れを解消できるように教室ではママ自身がベビーマッサージを楽しめるよう、そしてママたちが集まってリアルな子育て事情を話し合えるような環境を大切にしています」と香織さん。施設を予約する必要がなく、ママが友達の家にいるような気分でリラックスできる「おうち教室」という選択肢は相性が良かったそう。また2023年7月からは笛吹市内の子育て支援センターでも教室をスタートさせ、その輪を広げています。 

息抜きの方法についてもお聞きししました。「私は温泉が好きなので、温泉に行くために主人に子どもをお願いすることがあります。スーパーに1人で買い物するだけでも気分転換になりますね。そのほかパントリーに自分の好きなアロマを置いて癒されたりしています。子どもを育てる、命を守るということは本当に尊い仕事だと思うんです。ママがごきげんであることが家庭のごきげんに繋がると思うので、教室に来てくれるママたちとも “自分がごきげんになれるトリセツ”を作ろうって話しています」と香織さん。家事や育児を完璧にこなそうという気持ちを隅に置いて、素直に身近な人に頼ることも日々を頑張るママにとって大切なポイントかもしれません。 

インスタグラム→@caori.baby.ma  

MAMA WORK’s STORY ~ママが“ごきげん”になるためにできること~
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MAMA WORK’s STORY ~ママが“ごきげん”になるためにできること~
MAMA WORK’s STORY ~ママが“ごきげん”になるためにできること~

わたしの一日

5:00-授乳 
6:00-朝の支度 
7:00-朝食、準備など 
7:40-子ども(小学生)の見送り 
8:00-部屋の掃除、末っ子と遊ぶ 
9:00-仕事準備 
10:00-おうち教室 
12:00-お見送りと片付け 
13:00-休憩 
14:00-教室の振り返りとまとめ、事務作業 
15:30-小学生帰宅 
17:30-ごはん、おふろ 
19:00-片付け 
20:30-子ども達とふれあい時間、絵本を読む 
21:00-寝かしつけ 
22:00-就寝 

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