生活協同組合パルシステム山梨 長野に新卒で入協後、3回の産休・育休を経て現在は8歳の長男・6歳の長女・2歳の次女を育てる輿石 由希子さん。子育て前の仕事内容はドライバーや営業、子育て後は組合員活動のサポートや食育支援等とマルチに活躍しています。「出産を機に退職……という考えは全くありませんでした。『出産頑張って!』と応援してくれる雰囲気なので、出産後に復帰するのが当たり前のような感覚でしたね。むしろ子育て世帯を助ける仕事をしているので、実際にパルシステムの離乳食商品を利用してみたり、子育ての悩み事をより共感するようになったりと、自分の子育てが仕事に役に立つことが多かったです」と職場復帰にあまり不安が無かったと話す由希子さん。子育てをする職員を対象に年に1度、専務理事との面談がある等、組織としてサポートをする仕組みも育児と仕事を両立しながら働く安心感へと繋がっているようです。
子育ては“時間にゆとりを持たせる生活”を意識しているそう。「何時までに〇〇をした方が良い等、ネットを見ると色んな情報が出ており、1人目の時はそれを一生懸命に守って育児をこなそうとしていました。加えて離乳食も出来るだけ手の込んだものを作ってあげたいと考えていましたね。でも時間に追われて疲れてしまい、ある時『きっちりやらなくても良いのかな』という事に気が付きました。睡眠ももちろん大切ですが、今は夜9時に寝てくれたらラッキー♪位の気持ち。食事もパルシステムの商品にある小さくカットされた野菜をハンバーグやご飯に混ぜる等、罪悪感が無く時短ができる工夫を取り入れました。思えば1人目の際には時短勤務をしていたのに、その時が一番疲れていましたね。ゆとりを意識してからは2・3人目は通常勤務できるほど子育てがずっと楽になったんです。だからこそ世の中のお母さんたちには『自分にもっと時間を使っていいし、全力じゃなくて良いんだよ』と伝えてあげたいです」と由希子さん。
早く寝てくれない時は、自身のリフレッシュにも繋がる「宅トレ」を子どもたちと一緒に楽しみ、スキンシップの時間にしてしまうのだとか。また2歳の次女を抱っこした際には長女・長男にも、と平等に愛情を注ぐ、思わずキュンとするスキンシップエピソードも教えてくれました。由希子さんの“ゆとり”が育児と仕事を両立させ、毎日をより充実させています。